介護福祉士

介護福祉士は、社会福祉士、精神保健福祉士と並ぶ、3福祉士のひとつです。社会福祉士及び介護福祉士法による国家資格で、名称独占資格です。

家庭での介護能力は、人口の高齢化が進むなかで、核家族化や扶養意識の変化に伴い、低下してきています。

こうした状況を、施設や在宅での介護の充実、強化を図り、国民の福祉向上を目的に設けられた資格です。

気になる介護福祉士の収入

介護経験にもよりますが、平均で月収が24万円前後、年収で350万円前後です。しかし、国家資格である介護福祉士の資格は、経験を重ねることでその優位性が発揮されていきます。

介護離職ゼロに向けた介護人材確保のため、介護職員の更なる処遇改善を進めます。介護サービス事業所における勤続年数10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の処遇改善を行うことを算定根拠に、公費1000億円程度を投じ、2019年10月から処遇改善を行います。

平成29年12月8日 政府与党政策懇談会より

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/201712

/08yoto_kondankai.html

このように、介護福祉士の処遇改善が見込まれていることは、この資格の大きな魅力のひとつといえるでしょう。

また、お仕事情報の中にも介護福祉士に特化したサイトも存在します。

介護求人ガイド

介護福祉士の資格を取得したら、是非のぞいてみてください。

介護福祉士になるには

必要な受験資格

介護福祉士の資格取得のためには、国家試験に合格する必要があります。国家試験を受験するには、受験資格を得ることが必要です。

受験資格としては次のとおり
①3年以上介護等の業務に従事し、実務者研修を修了した者(実務者研修は450時間。受講済の関連講習により時間数軽減あり)
②介護福祉士養成施設を卒業した者
③福祉系高等学校(専攻科を含む)で所定の教科目を修めて卒業した者
※制度改正により、②の介護福祉士養成施設を2022年3月までに卒業する者については、卒業後5年間、介護福祉士となることができる。
受験申込時に受験資格に応じ、実務経験証明書、実務者研修修了証明書、卒業証明書などが必要です。

介護福祉士試験の概要

 試験日時  〔筆記〕1月下旬 〔実技〕3月下旬
 受験資格   前述のとおり
 受験手数料   15,300円

試験内容

試験科目

〔筆記〕
①人間の尊厳と自立
②人間関係とコミュニケーション
③社会の理解
④介護の基本
⑤コミュニケーション技術
⑥生活支援技術
⑦介護過程
⑧発達と老化の理解
⑨認知症の理解
⑩障害の理解
⑪こころとからだのしくみ
⑫医療的ケア
⑬総合問題

〔実技〕(筆記試験合格者のみ)
介護等に関する専門的技術

※実技試験は介護技術講習を修了することで、申請により免除されます。
詳しくは(社)日本介護福祉士養成施設協会へ
TEL=03(5512)4745
URL=http://www.kaiyokyo.net/

【お問い合わせ先】
公益社団法人 社会福祉振興・試験センター
TEL=03(3486)7559
URL=http://www.sssc.or.jp/

介護福祉士 資格取得におススメの講座

国家資格である介護福祉士は、受験資格さえ満たしていれば比較的合格しやすい資格であるといえるでしょう。学習は独学でも可能ですが、長期間ひとりで学習を進めるのが難しいという人は、通信講座の利用がおススメです。

ヒューマンアカデミーの通信講座【たのまな】

【たのまな】講座 ここがポイント

1⃣ 忙しい方でも時短学習可能!講義DVDで“目で見て耳で聞く”W学習

介護福祉士国家試験の出題範囲である3領域11科目をすべて網羅した講義DVDです。初めて受験される方はもちろん、再チャレンジの方も、講師の解説で論点を正しく理解でき、かつテキスト学習よりも目で見て、耳で聞くから学習がはかどる!テキストを読み、イチから自力で解釈する必要はありません。

2⃣ 本番さながらの模擬試験(5択120問)全5回で、実践力アップ

介護福祉士筆記試験に合格するためには、一問一答の問題をコツコツ解くではなく、本番と同じ5択式に慣れることです。一問一答だと明らかな間違い以外は消すことが出来ず、本番の試験で失点してしまう傾向があります。数々の合格者を輩出する講師陣により、頻出問題と傾向を研究して作られた模擬試験で解答力×実力アップ。

引用元:https://www.tanomana.com/SHOP/1125T220.html?code=120757

たのまな

生涯学習のユーキャン

介護福祉士合格講座(実務者研修付きコース)

ここがポイント

忙しくても、はじめてでも!合格が目指せる!

ユーキャンの介護福祉士講座は、介護の現場で働きながら合格を目指す方に支持されています。受講生の約90%が仕事をしながら学習をしています。忙しくても続けられる、効率的なカリキュラムが特長です。

お仕事をしながら学ぶのにぴったりの教材!

毎日のちょっとしたスキマ時間でも進められるよう、合格に必要な知識をギュッとまとめた構成が特長。図解やイラストを豊富に使い、初めて学ぶ方もスムーズに進められます。

引用元:https://www.u-can.co.jp/%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e7%a6%8f%e7%a5%89%e5%a3%ab/


まとめ

介護福祉士の活動の場は、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイケアセンターなどの社会福祉施設や病院などです。就職や転職は、慢性的に従事者が不足している介護・福祉業界ですから大変有利になります。

資格取得後にステップアップを目指すのなら、介護支援専門員(ケアマネージャー)や社会福祉士の取得をおススメします。どちらも介護福祉士と比べると、難易度は高いのですが、介護・福祉のエキスパートとしてキャリアアップに役に立ちます。

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