社会福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法によって、”「福祉サービス関係者等」と「相談援助」を行うことを業とするもの”をいう、と規定されている、国家資格であり、名称独占資格です。
高齢者や身体上、もしくは精神上の障害がある方などの社会福祉の全分野に関する相談に応じ、助言や指導を行うため、社会福祉全般にわたって専門的知識や技能を必要とします。
高齢者社会がこれから本格的に進行していく中、2000年にスタートした介護保険制度の担い手として、今後ますます必要性が高まってくる、大きく期待される将来性抜群の資格です。
Contents
社会福祉士になるには
必要な受験資格
社会福祉士の資格取得のためには、国家試験に合格する必要があります。国家試験を受験するには、受験資格を得ることが必要です。
受験資格として
①4年制大学で指定科目を修めて卒業した者
②2年生(または3年生)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設に おいて2年以上(または1年以上)相談援助のぎょうむに従事した者
③社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業した者
④社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業した者
以上が基本的な内容になりますが、その組み合わせ等が複雑で、改正も頻繁に行われています。
詳しくは http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/route.html をご覧ください。(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)
受験資格を得る方法
働きながらこの受験資格を得るなんて無理!と思うでしょうが、この受験資格を得る方法があるんです。しかも、1番基本的な4年制大学で修得する指定科目を修める方法が。
時間こそかかるかもしれませんが、働きながらの受験資格の取得が目指せます。ただ、実習での期間も必要になりますので、どこかでまとまった休暇が必要にはなります。
通信制大学
働きながら大卒資格を取得したいあなたにおススメ!
通信制大学は正規の大学教育課程なので、卒業すれば学位の取得が可能です。一つの分野を専門的に、じっくり学ぶこともできます。入学は春と秋の年2回、書類審査のみの場合がほとんどです。単位認定もレポートが中心で、在籍期間は通学制よりも長めにとることができます。長期休暇や週末・夜間を利用してのスクーリング制度もあるので、仕事や家庭と両立しながら、大卒資格や教員免許、その他の資格取得が可能です。複数の大学に資料請求をして自分にぴったりの通信制大学を見つけてください。
引用元:http://naruniwa.tv/lp/campaign/ad/tsushinseidaigaku/?a=00000251
今から大学や短大に通ったり、養成機関で研修を受けることが不可能とあきらめていたあなたに!
社会福祉士試験の概要
試験日時 | 年1回 2月上旬 |
受験資格 | 前述のとおり |
受験手数料 | 15,440円 |
試験内容
〔試験科目〕
①人体の構造と機能および疾病
②心理学理論と心理的支援
③社会理論と社会システム
④現代社会と福祉
⑤地域福祉の理論と方法
⑥福祉行財政と福祉計画
⑦社会保障
⑧障害者に対する支援と障害者自立支援制度
⑨低所得者に対する支援と生活保護制度
⑩保健医療サービス
⑪権利譲渡と成年後見制度
⑫社会調査の基礎
⑬相談援助の基礎と専門職
⑭相談援助の理論と方法
⑮福祉サービスの組織と経営
⑯高齢者に対する支援と介護保険制度
⑰児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
⑱就労支援サービス・更生保護制度
※精神保健福祉士が社会福祉士試験を受験する場合、申請により、上記科目のうち①~⑪が免除されます。
※社会福祉士試験と精神保健福祉士試験の同時受験が可能です。
社会福祉士 資格取得におススメの講座
受験資格を得たら、社会福祉士試験に挑戦しましょう。ここまで来たらあと一歩ではありますが、やはり、難関資格でもあるこの資格、受験まで1年程度の準備期間は必要です。
準備期間を有効に、そして有意義に活用するためにも、以下に紹介する講座の活用をおススメします。
各種国家資格受験の対策なら【LECオンライン(東京リーガルマインド)】
LEC東京リーガルマインドは、資格受験指導37年の実績とノウハウを持ち、各種国家資格および検定試験の対策講座を全国展開する資格取得・通信教育のスクールです。
また、インターネットによるウェブ通信講座、音声ダウンロード講座、スマートフォン講座など学習スタイルが多彩で、話題性の高い学習教材が常に注目を集めています。
社会福祉士試験は、「共通科目」と「専門科目」をあわせて、計19科目あります。
これを市販の書籍で独学で勉強していくのは、非常に非効率といえます。
試験には、出題されやすい分野・項目があり、一方まったく出題されない分野・項目があります。
このような試験出題傾向に沿ったテキストを使うことが、合格の近道といえます。
傾向を知り尽くした予備校だからこそできるコンパクトかつポイントをおさえたテキストと講義を利用してください。
とりわけ、「個数問題」に対応するには、より正確な理解が求められています。引用元:https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=100127207
まとめ
社会福祉士の活動場所として、社会福祉施設、生活保護施設、児童福祉施設、身体障害者福祉施設、知的障害者福祉施設、婦人施設、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターなど多岐にわたるので、転職・就職にも大変有利です。
また、経験を積んで独立開業ができる可能性もあります。